今日は
浅田次郎氏の『 降霊会の夜 』を読んだ

この作家は
なんと切なく、悲しい物語を紡ぐのだろう・・・
私は読書量では人後に落ちないつもりですが
文中 『 秋の森をとよもして雨が降りてきた。 』の一節が
判らなかった・・・
浅学を恥じました
とよもして・・・どよもして とも言うらしいです
字で書くと 『 響もして 』
漢字で判る通り、響かせての意味だそう
どよめくも・・・『 響めく 』
日本語って難しくて、なんと美しいものかと
改めて思いました
キヨちゃんの親を思う心
戦後の残酷なまでの貧困に・・・
本当に切ない切ない本でした