北森鴻氏の世界が好きなんです
『 香菜里屋シリーズ 』の大ファン

↑ 1作目ですね
有名な西行法師の・・・
願わくば 花の下にて春死なん その如月の望月のころ
この歌のイメージとも相まって、すごく好きでした
去年の今頃も、物件調査で三茶行った時に
小説の舞台は、この辺りなのかなぁと散策した覚えがあります
冬狐堂シリーズも良いんですが・・・
やはり、香菜里屋のマスター工藤の洒脱な推理と
絶品のメニューに惹かれてます
その作者 北森鴻氏は48歳の若さで急逝
とても残念な気持ちがずっと心の奥底にあります
今日、北森氏の遺稿 未完成なんですが・・・
『 暁英 』を読みました

もう新作は出ないんだと思うと、読むのは勿体無いと思い
ずっと書庫に置いておいたのですが
とうとう読むことに
維新後、訪日し
鹿鳴館など、数々の建築物を設計した英国人ジョサイア・コンドル氏
天才絵師 河鍋暁斎に纏わる話

狂気すら感じさせる作品ばかりですよね
北森氏のものすごい取材力やその準備に掛る情熱
びっくりです
ただし、残念ながら未完成・・・
最後まで読んでみたかったなぁと心からそう思います
明日は、同氏の『 うさぎ幻化行 』でも読んでみようかと思います